縁起・概要・ご利益・パワースポット/鎌倉蓮乗院
天照山 蓮乗院は光明寺の山門の右奥に位置する、鎌倉市材木座にある寺院です。
鎌倉観音巡礼の19番札所としても知られており、元々は蓮乗寺という真言宗のお寺でしたが1243年に佐助ヶ谷から現在の材木座に移された際に浄土宗へと改宗された珍しいお寺だそうです。
蓮乗院のご本尊として祀られている阿弥陀如来像はかの有名な源頼朝が鎌倉入りをする際に進言したとされる御家人であった千葉常胤(ちばつねたね)の守護仏として現在に伝えられています。
この他の蓮乗院寺宝である文殊菩薩や地蔵菩薩は、参拝した人に知恵と健康を与えてくださるというご利益があり、パワースポットとしても知られています。
あまり知られていない蓮乗院ではありますが、光明寺を開山したとされる記主禅師良忠上人がこの蓮乗院に居住していたことから現在でも由緒正しきお寺とされているようです。
見どころとしては蓮乗院本堂にある美しい花鳥図や天井の格天井などは極楽浄土を思わせる作りとなっており、当時あった鎌倉時代の特徴を表しているところです。
また、蓮乗院本尊の阿弥陀如来立像は寄木造という手法で作られており、これは平安時代にポピュラーであった一木造から鎌倉時代への変遷が見えるものとして貴重な文化財であるといえます。
こちらで御朱印を頂けます
扉を開けて中を拝観出来ます。
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